penguの事例
HTBエナジー株式会社
コンビニ後払いの情報管理を
効率よく正確に
自動化で支える。
福岡市に拠点を置くHTBエナジー株式会社様は、日本全国から「わが家の電気」として利用されています。様々な魅力的なプランとともに、お客様が支払いしやすい環境作りの一つとして、コンビニ後払いを採用。その情報管理をSUISUIETLで行うことにより、業務の効率化を図り、手作業のミスも削減しました。「あの業務も、この業務も自動化できる」という気づきが生まれるCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の取り組みをお届けします。
- 業種:
- 電力
- 事業規模:
- 84名
- 部門:
- カスタマーサポート部門

課題
- コツコツやる作業が大量にあり、
そこにスタッフの手が取られていた - 目視による手作業は、ミスしないよう
神経をすり減らしていた - Excel操作レベルが高くなくても
使えるか心配
解 決
- 料金回収管理にSUISUIETLを導入、
他の業務の自動化も進行中 - 複雑な作業工程を自動化でき、
ヒューマンエラーから解放 - 「業務フローを自分で作る」をサポート、
作業効率化の応用力が身につく
導入の背景と経緯
2,000件/日にも及ぶユーザー支払いデータ。
時間と手間を取られる集計業務を改善したい。
時間と手間を取られる集計業務を改善したい。
HTBエナジー様では、社会や暮らしに不可欠な電気や都市ガスをお届けするための様々な情報管理を、手作業で行っていました。特に、顧客に関わる多くの情報を扱うCRマネジメント部では、情報管理の改善は喫緊の課題だったとグループリーダーの長末氏は語ります。
「人手をかけて地道にやる作業が大量にあり、そこに多くのスタッフの手を取られていました。改善策を模索する中でRPAも試みましたが、なかなかシステムで自動化できるところまで行き着けませんでした。そんな時にpenguとの出会いがあり、1回試して上手く軌道に乗ればいいくらいの気持ちでしたが、この導入が功を奏しました」
実際にpenguを使って情報管理を行うARマネジメントチームの小田原氏と田邉氏に、従来の手作業による課題を挙げてもらいました。
「真っ先に自動化を図りたい業務が、コンビニ後払いのデータ集計でした。NP後払いといって、お客様がコンビニで電気料金を支払ったデータがNPから私たちに送られてきます。平均で1日2,000件、多い日で5,000件、月曜日は土日分も処理します。これを私と田邊ともう一人の3名で行います。ARマネジメントの仕事は、これだけじゃないですから大変でした」(小田原氏)
「CSVで4ファイル戻ってきたものをそれぞれExcelにインポートして、必要な分だけ件数と金額を出すのを4回繰り返すのが手間でした。また、手作業はミスも起こりがち。ミスがあると全部を見返すことになりますから、すごく神経を消耗していました」(田邊氏)
ココを自動化!
Excel上の複雑な作業プロセスを一気に自動化。
集計作業が効率化されて、ミスもなくなった。
集計作業が効率化されて、ミスもなくなった。
■NPからのオーソリメールのCSVデータをExcelにインポートして集計する作業を、従来は手作業で行っていたため、時間と手間がかかっていた。
■SUISUIETLはExcel上で複雑な工程を経ているものを自動化。手作業で起こりがちなミスも削減。
■CSVで4ファイル戻ってくるため、4回繰り返していた作業の手間もなくなった。
活用による効果
新しく生まれた時間を使って次のフローを作成。
自動化できる業務はまだたくさんある。
自動化できる業務はまだたくさんある。

HTBエナジー株式会社 CRマネジメント部 カスタマーサポートグループ
(左から)ARマネジメントチーム 田邉 由衣子 氏、ARマネジメントチーム 小田原 ゆかり 氏、グループリーダー 長末 英敏 氏
SUISUIETLの導入によって、ユーザー支払いのデータ集計にかかっていた時間と手間を大幅に削減したHTBエナジー様。しかし、pengu活用の真骨頂は、効率化の先にあります。新たに創出できた時間を、どう有意義に使っているのでしょうか。
「自動化を一つ経験すると、SUISUIETLをあの業務にも使える、この業務にも使えると、可能性が広がっていきます。今、明細データフローを自分たちで作っているところです。従来は関数を何回も当てて行っていた工程を自動化できたらとチャレンジしています。私のITスキルは必要不可欠なレベルですが、新しいことを覚えるのは大好きなので、やっていて楽しいですね」と小田原氏。
また、二人で修得する効果も大きいようで、「つまずいた時にどこでつまずいたか、こうしてみたらどうか、話し合えるのがいいです。オムロンさんにも、こんなに手厚く!って思うくらいサポートしてもらっていますし、次はこれを聞こうって質問を送った後に二人で解決してしまうこともあります」と田邊氏。
スキルアップめざましい二人を、長末氏は頼もしく感じながら次のステップを検討しています。「ユーザー支払いのデータ集計の自動化は、当初は難しいかなと思っていたのですが、サクサク進んでいる様子を見て安心しました。最初に難しい業務をターゲットにしたのは、penguの20時間研修サポートをフル活用しようと思ったからです。これが実装できたので、チーム内の他の自動化したい業務を見据えて、二人のノウハウを横展開しようと考えています」(長末氏)
今後の展望
電力業界のDX化はこれから。
先行して取り組むことで競争力を発揮したい。
先行して取り組むことで競争力を発揮したい。
最後に、電力会社がDX化を推進する意義について伺いました。「電力業界は保守的な体質で、他の業界ほどにはDX化が進んでいないのが現状です。AIの発達によって、いずれ電力プランさえもシステムに任せる時代が来るかもしれません。ただ、システムだけでは対応しきれないところがあって、人がやらざるを得ません。その工数を少しでも減らせたらと一つひとつ自動化を進めている段階で、競合のひしめく電力業界にあってDX化は当社の競争力も加速させると思います」と長末氏。その現場を担う小田原氏と田邊氏は「請求に関わる業務なので、自動化を取り入れながら、ミスがないように、スムーズにお客様に請求できるように心がけています」と応えます。
新しい試みへのチャレンジを通してお客様に貢献する企業様と、オムロンは自律型業務改善サービスを通して共に走り続けてまいります。