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Japan

penguの事例

アートセッティングデリバリー株式会社

「人の手で運ぶ」価値を、
現場DXが支えていく。

物流・サービス業の現場では、ドライバー等の高齢化による労働者不足が深刻な課題です。主に家具家電の配送などのツーマン配送※を行うアートセッティングデリバリー 営業統括部法人サポート様では、バックヤード業務のデジタル化を図ることで従来のアナログ作業を効率化し、荷主様のニーズ、サービスの多様化に細やかに応える体制整備を目指しています。penguの導入によって得られた成果と新たに見えてきた課題、さらなるサービス向上のための取り組みについてご紹介します。

※1人では運べない大型の家具家電等をスタッフ2名が配送すること

業種:
運輸・物流サービス業
事業規模:
2,749人
部門:
営業統括部門
アートセッティングデリバリー株式会社
(左から)営業統括部 部長 村田朋哉氏、マネージャー 鷲津知伸氏、マネージャー 米波照幸氏

課題

  • 集計作業において人の手による入力ミスや
    習熟度の差による作業時間のバラツキがあった
  • FAX送受信のやり取りは個人情報管理の面でも
    危機感を抱いていた
  • バックヤードにどのようなアナログ業務が
    どれくらいあるのか掴みきれていなかった

解決

  • SUISUI RPAの活用によって、
    誤入力をなくし、作業時間を均一化
  • さまざまな情報をpenguでデータ処理して、
    リスク管理を徹底
  • pengu導入を機に業務の棚卸しができ、
    デジタル人材の登用へと職域を拡大

導入の背景と経緯
業務効率化とリスク管理の両面で、デジタル化は必須。
penguを導入してアナログな現場の改善を図る。

アートセッティングデリバリー様がツーマン配送を行う荷主様は、大手法人からフリマを活用した個人まで多彩です。Eコマースを利用してクリック一つで簡単に買い物ができる時代ですが、配送に必要な情報はアナログでのやり取りに頼らざるを得ないのが現状でした。

部長の村田氏は「ツーマン配送による家財おまかせ便の荷主様は、デジタル化が進んでいないところがまだ多く、電話やFAXでの受注が当社のリソースと見合わず課題となっていました。基幹システムに手作業で入力する際に、FAX受信だと読みづらく打ち間違えやすい上、お客様の個人情報の漏洩にもつながりかねません。効率化とリスク管理の面ですみやかにデジタル化を進める必要がありました」と語ります。

そこで着目したのがOCRでした。しかし、「そこでも課題にぶつかりました」と、マネージャーの鷲津氏は振り返ります。「複数社のOCRを使って検証を行ったところ、読み取り相違箇所の確認・修正作業が発生し、手入力と比べてあまり時間短縮が図れないことが判明したのです。その時デジタル化を一旦断念しかけたのですが、penguの教育プログラムを受ける中で、SUISUI RPAによる業務効率化に大きな可能性を感じ取ることができました。そこで、チームの中でシステム関連の知識が豊富な米波が中心となって、penguの導入を進めていくことにしました」と鷲津氏。

チームの期待を背負い、penguの導入によって米波氏が着手したのが、家電リサイクル品の回収に伴うデータ処理業務でした。「家財おまかせ便の一環として、不要となった家電・家具の回収業務が発生します。そのリサイクル券発行のための情報集計を行う上で、精度向上と効率化を早急に図りたい思いでした」と米波氏は説明します。

人の手による作業は入力ミスが起きやすく、荷主様やお客様に迷惑をかけかねません。また、作業を行う人の熟練度によって作業時間にバラツキが出やすく、チームの業務計画にも影響が出ます。バックヤード業務の徹底的な効率化を図る営業統括部法人サポート様の取り組みに、penguがどう応えたか見ていきましょう。

ココを自動化!
RPAを活用して、毎月725時間を削減。
従業員3〜4人の労働時間の効率化に相当。

伴走と修得
丁寧なサポートのもとで理解を進めながら、
最後は自分でシナリオを作るスキルが身につく。

これまでさまざまなサービスの伴走教育を経験してきたという米波氏は、penguの伴走教育がとても印象的だったとのこと。そのポイントとして、次の3つを挙げます。

■シナリオの完成まで急ぎ足で進行するのではなく、こちらの理解度を見極めながら計画を立て、丁寧にサポートしてくれるのでわかりやすい。

■途中で思うように動作しない場合も、多角的に原因と対策を調査し、一緒に解決まで導いてくれるので安心。

■しっかり理解した上で進行するので、最終的に自走できるようになり、複数拠点の効率化につながった。

また、penguを使いこなすコツを尋ねると、「自動化したい業務の流れをしっかりと把握し、作業の組み立てができていると修得が早い」と米波氏は強調します。

活用による効果
想定以上の時間削減に加えて、
pengu導入を機に業務の棚卸しができた。

営業統括部法人サポート様では、SUISUI RPAを中心にSUISUI ETLも活用して、導入から1年に満たない期間で月間725時間を削減。その成果を「想定以上」と鷲津氏は語ります。「出荷元は高齢者のご担当が多く、長年やってきた手書きから切り替えてデータをいただくのは無理があります。そこを上手くつないでくれたのがRPAです」

では、SUISUI RPAをどう使っているのでしょうか?米波氏が「毎日の終業前にRPAを作動させることで翌日には作業準備が完了しています。担当者はRPAの作業に必要なデータを作っておけばいいだけですので、本来やるべき業務に集中できますし、仕事の時間配分がしやすくなりました。タイマーをセットして、夜間に自動で複数の作業が稼動できるように設定していますので、限られた数のパソコンで最大限の有効活用ができています」と、活用法を紹介してくれました。

また、penguの導入によって起こった新たな動きについて、村田氏が説明します。「これを機にバックヤード業務を見直してみると、隠れていたアナログ業務がたくさんありました。penguの導入は、単に725時間を削減してくれた以上に、DX化によって当社全体の業務の棚卸しができた点が大きな成果だと感じています」

そして、その気づきは次のアクションにつながっていきます。村田氏が続けます。「当社の職域の拡大を進めています。従来の運転手、作業員、事務員といった職種に加えて、『デジタル人材』を登用し、仙台法人サポートで既に稼働しています。先日も東京本社に出向いてもらい、バックヤード業務のさまざまなアナログ作業を吸い上げて、具体的なDX化への落とし込みを構築しているところです」pengu導入は大きな波及効果も生んでいるようです。

今後の展望
「人の手で運ぶ」物流の価値を第一に据え、
バックヤード業務のDX化を徹底的に進めていく。

現場DXが力強く進行中の営業統括部法人サポート様に、今後のビジョンを聞きました。村田氏は「バックヤード業務では、次は配車業務のDX化を目指しています。また、当社の成功事例を横展開してアートグループ全体に広げていきたいと考えています。しかしその一方、デジタル化やAI技術がどれだけ進んでも、『人の手で運ぶ』という当社の価値は変わりません。荷主様やお客様と接する時間を増やし、サービスの質をさらに向上させるために、DX化できるところは徹底的に進めていく。その棲み分けを大事にしていきたい」と語ります。

また、現場の声を代表して「どうしても人の目が入らないと立ち行かない業務を除き、バックヤード業務はすべてDX化するつもりで取り組んでいきたいです。そうすれば、仕事の属人化も解消し、ひいては従業員満足度の向上にもつながります」と米波氏。

高齢化・人材不足が進む運輸・物流サービスの課題を、現場DXによって解決し、多様化する荷主様のニーズに応えるアートセッティングデリバリー様。オムロンは、penguを通じて現場に伴走し、物流の明日へ共に走り続けます。

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